給食では生徒たちに食から世界の国々に興味関心をもち、様々な食文化を知ってもらいたいと思い、世界の料理給食を月1回程度提供しています。今月はスペインです!
ヨーロッパにあるスペインは、地域によって気候や文化に違いがあり、それが食文化にも影響しています。食文化の特徴の一つとして、1日の中で1番メインとなる食事は昼食です!そのため、昼には“シエスタ”という2時間程度の昼休憩をする文化がありました。ですが、最近はシエスタを取らない企業や学校も増えているようで、人々の生活に合わせて、文化も変化しつつあるようです。また、東京オリンピック・パラリンピックの開催も近づいてきましたが、スポーツではサッカー、バスケ、テニスなどが有名で人気もあります。では、提供した料理を紹介します!
パエリア・・・スペイン南東部にある地中海に面したバレンシアが発祥の炊き込みごはん。今ではシーフードがオーソドックスですが、元々はうさぎの肉やインゲン豆が入っていました!給食ではいか・えび・あさりを使用し、いかは蒸したときの汁ごと入れたので、魚介の風味がしっかり効いた仕上がりになりました!
エンパナーダ・・・スペイン語で「パンで包む」という意味の食べ物です。具は様々あり、今回はじゃがいもとひき肉でしたが、本場ではトマト・ツナ・茹で卵の組み合わせがポピュラーなようです。記事は餃子の皮で代用しました。
ソパ・デ・アホ・・・スペイン内陸部にあるカスティーリャ地方のスープです。ソパがスープ、アホがにんにくを意味してます!また、フランスパンが入るのも特徴です。給食ではフランスパンを2cm角に切って焼きスープに加えましたが、オニオングラタンスープのように輪切りのフランスパンがスープに浮いているものもあります。
今年度初めての世界の料理の提供でしたが、パエリアなど以前にも給食で出ていたメニューもあり、よく食べてくれた生徒が多かったです!特にエンパナーダが人気のようでした!今後も様々な国の食に触れられるように、給食アレンジも加えながら提供していこうと思います。